


地震に強い建物づくりの基本は、建物を支える基礎を強固に構築することです。地表より強固な支持層にコンクリート杭を打ち込み、建物全体をしっかりと支えます。


30〜33N/mm²(1m²あたり約3,000~3,600tの圧縮に耐えられる強度)の、耐久性に優れたコンクリートを採用。マンションの寿命や維持管理費用にも大きく影響します。


構造躯体に使用されている材料の劣化を軽減する対策の程度を評価する「劣化対策等級」で、最高等級3を取得。3世代(概ね75~90年間)まで、構造躯体等に関わる大規模な改修工事を必要とするまでの期間を伸長するための対策が講じられています。


コンクリートの柱の鉄筋(主筋)のまわりを継ぎ目のない溶接閉鎖型の帯筋(一部を除く)としています。地震などの横揺れに対するねばり強さを発揮します。


建物の主要な床や壁は、コンクリート内の鉄筋を二列に配するダブル配筋としました。シングル配筋に比べて高い強度を発揮し、建物の耐久性を保ちます。


外壁のコンクリート厚は150・180mm、戸境壁は180mmを確保。隣接する住戸の音の伝わりを軽減します。住まいの遮音性に配慮した壁構造です。


玄関ドアとドア枠の間に適切なクリアランス(隙間)を設け、ドア枠に多少の変形が生じても扉が開閉しやすくなるよう配慮しています。


床材とコンクリートスラブ面の間に緩衝ゾーンを設けた二重床・二重天井構造。給・排水などのメンテナンスや将来のリフォームの際に有利な構造です。


居室と水まわりの間の壁は、12.5mmのプラスターボードの内側に遮音シートまたはプラスターボードを二重貼りとし、遮音に配慮しています。


トイレは排水音が静かなサイフォン式を採用し、排水タテ配管はスムーズな水の流れをつくる「排水集合管方式」を採用。さらに居室に面する場所には遮音シートを巻き、排水時の遮音に配慮しています。


外廊下に面する窓には可動ルーバー式面格子を採用。風と光を通して、視線を軽減し、防犯性にも優れています。


ユニバーサルデザインに配慮し、共用部分は段差を設けず(一部除く)、ゆとりのスペースを確保しました。たとえば車椅子でもエレベーターを使えばエントランスから各住戸までスムーズに移動できます。